十五代 沈壽官
1983年に早稲田大学を卒業後、1988年にイタリア国立美術陶芸学校ファエンツァ校専攻科を修了。1990年には韓国・京畿道の金一萬土器工場でキムチ壷製作の修業を積んだ。1999年1月15日、十五代沈壽官を襲名。その後も国内外で活躍し、2001年には韓国・ソウルで開催された「世界陶磁器EXPO2001」に出品。2002年にはニューヨークのASIA SOCIETY MUSEUMにて「NEW WAY OF TEA」展に透彫香炉を出品。2003年には韓国・錦湖美術館の「現代韓日陶芸展-共生を目指して-」に参加し、同美術館に作品が買い上げられた。
2006年には内閣総理大臣官邸に薩摩蝶乗花瓶が常設展示され、2007年には「ベストファーザー賞in九州」のイエローリボン賞を受賞。2010年にはフランス・パリのエトワール美術館で「歴代沈壽官展」を開催した。2011年には韓国・南原市の名誉市民に推戴された。
2013年には韓国・芸術の殿堂にて「沈壽官展-薩摩で咲いた朝鮮陶工の芸術の魂-」を開催し、同年10月17日には名誉ソムリエに就任。11月には韓国・青松郡の名誉郡民となる。
2015年には鹿児島陶芸家協会会長に就任し、11月には韓国・ソウル大学にて「日韓国交正常化50周年記念 十五代沈壽官展」を開催。2016年には高円宮記念日韓交流基金の選考委員に就任した。
城 雅典
茨城県日立市出身。2003年に図書館情報大学図書館情報学部図書館情報学科を卒業後、陶芸の道へ進む。2005年に佐賀県立有田窯業大学校専門課程陶磁器科を卒業し、2008年まで有田製窯株式会社にて商品開発補助や成形業務に従事。その後、2013年まで佐賀大学文化教育学部の産学官連携研究員として、「ひと・もの作り唐津」プロジェクトの運営に携わる。
2013年、鹿児島県出水郡長島町へ移住し、午前中は杉本酒造で働きながら、午後は作家活動を続ける。2017年に杉本酒造を退職し、2018年より日置市美山に拠点を移し、本格的に陶芸活動を展開。
有安 勇翔
2001年、鹿児島県鹿児島市に生まれる。2019年、静岡文化芸術大学デザイン学部デザイン学科に入学。2021年、大学の授業をきっかけに陶芸を始める。
2022年、「第47回 静岡県工芸美術展」実用部門にて受賞。2023年、静岡文化芸術大学を卒業後、陶芸家のアシスタントとして経験を積む。2024年より地元鹿児島市内で本格的に作家活動を開始。
プロダクトデザイナーを志し、大学でプロダクトデザインを学ぶ中、展覧会で黄瀬戸の作品に出会い、包み込むようなぬくもりのある釉薬の表情と気品のある佇まいに、強く心を動かされた。その出来事をきっかけに陶芸に興味を持ち、制作を始める。
器の使いやすさや使う場面をイメージしながら、造形にこだわって制作している。作品を通して、お客さまの心がゆるむようなモノづくりを目指す。
やぶぱん
武蔵野美術大学卒業後絵画制作発表を続ける。2008年より手描きの布BAG制作を始める。2016年に神奈川県より鹿児島に移住。ギャラリー、店舗で展示販売、お店や幼稚園などに壁画制作、ロゴ・パッケージデザイン制作など。
展示販売/Whitegallery(鹿児島市内)、SALギャラリー(都城)、MATHERuBA gift(春山)、CLASKA DO(鹿児島市内)、cocoNotsu(美山)、ギャラリーDo-Ma(加治木)、自家焙煎珈琲ぼちぼち(鹿児島市内)、なごみスタイル(福岡)他
壁画制作/桜島ジェイコブスパイス(川辺)、本城幼稚園(伊佐)、ドルフィンポートファイナルイベント内店舗、パンの店フランセ(上荒田)、月とクルミ(枕崎)、他住宅2軒
ロゴ・パッケージデザイン/さくらじまジェイコブスパイス(川辺)、めんやこたん(鹿児島市内)、お多福(曽於市)、(株)下堂薗 ビオファーム、まんぷくクッキーtomorrow(加治木)、月とクルミ(枕崎)
オーギカナエ
唐津市生まれ、武蔵野美術大学短期学部油絵科卒業。空間を使った大型インスタレーションなどを発表後、国際芸術祭Open Art 2017 参加(スウエーデン、オレブロ市)を始まりに東アジア文化都市金沢2018(金沢21世紀美術館)や中国・重慶、広島市現代美術館などこれまで14ヶ所で「スマイルの旅プロジェクト」としてスマイル茶室やインスタレーションの中で開催されるスマイル茶会を行なっている。
ウシジマヒトシとのユニット「yappotuka(ヤポッカ)」や、家族ユニット「ウシジマケ」などいろんな活動形態をとっている。
牛嶋 均
九州造形短期大学グラフィックデザイン科卒業。イラストレーターを目指し上京後、田中泯と出会いパフォーマンスを始める。80~90年代は身体パフォーマーとしてヨーロッパ 等を回り帰国。その後、家業の遊具製作所にて働きつつ、遊具としての彫刻=彫刻としての遊具を制作、発表。
作品を体験できるワークショップや、国内外での展覧会歴も多く、金沢21世紀美術館、福岡アジア美術館などに作品が収蔵。鹿児島では霧島アートの森に屋外作品を設置している。
大寺 聡
1966年生まれ。1990年、武蔵野美術大学デザイン学科を卒業後、フリーイラストレーターとして活動を開始。2000年に活動拠点を東京から鹿児島県日置市吹上町へ移し、「最新のデジタル技術と豊かな自然の接点」をテーマに表現活動を続けている。
2004年、文化庁メディア芸術祭にて審査員推奨作品に選出。2011年、南日本広告文化賞グランプリを受賞。2012年、K-ADCに入選。2017年には鹿児島県芸術文化奨励賞を受賞。2021年、3 x 3 INTERNATIONAL ILLUSTRATION AWARDSで [merit]
を受賞し、2022年には南日本広告文化賞準グランプリを受賞するなど、国内外で高く評価されている。
平 川 渚
大分県生まれ、2013年より鹿児島在住。
地域に滞在し、その場所固有の題材をもとに、主に糸を編んで空間にかたちを立ち上げるインスタレーション作品を制作。また、人々から集めた編み物や古着が持つ個別の記憶や出来事へアプローチし、作品として再編する試みも並行して行う。
近年の主な展示/2024年 かわるあいだの美術2024「物語る予感」鹿児島市立天文館図書館(鹿児島)、2023年 個展「流路の庭」東静岡アート&スポーツ/ヒロバ(静岡)、2022-23年 個展「かなた/あなたとの会話」鹿児島県霧島アートの森(鹿児島)、2021年 「生きる私が表すことは。鹿児島ゆかりの現代作家展」長島美術館(鹿児島)、2017年 「Local Prospects 3 原初の感覚」 三菱地所アルティアム(福岡)・「メッセージ2017 南九州の現代作家たち」 都城市立美術館(宮崎)、2016年 「糸島国際芸術祭2016 糸島芸農」 稲荷山(福岡)・信濃の国 原始感覚美術祭 2016 -地は語る、水のかたりべ- 木崎湖畔 (長野)
パブリックコレクション/都城市立美術館
江夏潤一
鹿児島出身・在住のイラストレーター。主に全国の雑誌や広告、書籍やW EB、グッズ等でイラスト制作をしている。毎年、日本国内と台湾でアートの展示も行っている。
池 翔太
1994年鹿児島生まれ。
主にペンを使い身近な物や風景などの日常をモチーフに制作している。
シマカミリッカ
1991年 愛知県生まれ2014年 愛知県立芸術大学油画科2015年 京都府立陶工高等技術専門校図案科 卒業2015~2025年 薩摩焼絵付け師勤務 2025年4月~画家として独立
受賞/上野の森美術館大賞展【入選】(2025年)、シェル美術賞展2020【入選】(2020年)、第24回ナマ・イキVOICEアートマーケット【審査員特別賞】(2018)、神戸アートマルシェ「Artist meets Art Fair2018」【入選】(2018)、第23回ナマ・イキVOICEアートマーケット【グランプリ】(2017)
パブリックコレクション/シェラトン鹿児島 スイートルーム計10部屋、Je Joue(レストラン)
かわなべひろき
1983年生まれ、鹿児島在住の画家。2020年11月、突如として絵を描き始め、2021年3月には地元の珈琲屋で初めての展示を行う。2023年8月、ブラジルの作家Ana Elisa Ribeiroの小説表紙を手がけ、同月にはバンド「離婚伝説」の楽曲ジャケットを制作し、その後も多数のアートワークを提供。12月にはスペイン・バルセロナのAlzueta Galleryにて初個展を開催。
2024年には活動の幅をさらに広げ、4月にフランスのFlow Magazineに作品が掲載。6月にはスペインで開催される合同展「ROAMER PROJECT」に参加。7月には韓国のGreen Bliss社とコラボし、Tシャツのデザインを手がける。9月には大分県の文ケ学にて個展を開催。10月にはアメリカのNew York Review of Booksに作品が掲載され、12月には再びスペイン・バルセロナのAlzueta Galleryでグループ展に参加予定。
これまでに約30カ国で400枚以上の原画を販売。Instagram(@hiroki_painter)にて、ほぼ毎日新作を更新中。
イケダユーコ
広島生まれ。大阪総合デザイン専門学校卒。関西での暮らしを経て、鹿児島へ在住。各地での個展を中心に活動中。雑誌や書籍のイラストレーションの仕事、音楽家とのライブドローイングも行う。
主な仕事は、角川春樹事務所ハキ文庫「悲しき玩具」石川啄木 カバー挿絵担当(2011年)、 NHK出版「すてきにハンドメイド」川上弘美連載ページ挿絵担当(2012年4月〜2018年3月)、PARCO出版「ぶどうのなみだ」三島有紀子 挿絵担当(2014年)など
城ヶ﨑 廉
1996年、鹿児島県鹿児島市に生まれる。2023年より本格的に個展活動を開始し、作家としての歩みを進める。
ナカマ ナオミ
鹿児島生まれ、ニュージーランド育ち。2003年、オークランド大学芸術学部造形科(Bachelor of Fine Arts)を卒業後、日本に渡り、アニメーション制作や特殊メイクのアシスタントとして映画制作に携わる。2005年、ニュージーランドへ戻り、画家としての活動を本格化。同年、日本のCassina ixc.でデビュー。その後、日本とニュージーランドを拠点に個展やグループ展を多数開催。
移ろいゆくものの儚さや、不完全なものの持つ美しさに惹かれ、心に映る情景や記憶を織り交ぜながら、独自の世界観を描き続けている。
吉永ゆかり
鹿児島県いちき串木野市在住。日置市東市来町で夫とともに看板業を営みながら、創作活動に取り組む。主な制作物は「ユノモトサンスケ」。また、2018年より地域の方々をモデルにした人物デッサン会やクロッキー会を定期的に開催し、絵を描くことを通じて人と人がつながる場づくりに取り組んでいる。
1991年、佐賀大学特美卒業。1995年より「GEN展」(佐賀)に参加。2001年には鹿児島(Art Space 道)で個展を開催。2014年から「つとむ工房」での制作を開始し、2015年には「宮崎国際現代彫刻空港展」に出展。
その後も、2018年「グループニケ 女達の彫刻展」(佐賀)、2019年「彫刻集団佐賀展」(佐賀)に参加し、同年には鹿児島・長島美術館で個展を開催。2022年から「サンジャック女流彫塑展」(鹿児島)に出展。2023年には「かぎん文化財団賞」を受賞。2024年には鹿児島・Gallery Sageにて個展を開催するなど、彫刻・美術の分野で精力的に活動を続けている。
折尾優一郎
1987年鹿児島市生まれ。屋久島の山に1人登ったとき、その目に入ってきた屋久杉や屋久島真柏の絶景たち。いつかあの絶景を盆栽で表現し、人を感動させたいと決意。そして大所帯HIPHOPグループの筆頭であり現役のラッパーである彼は、盆栽というこの世界に進み始めた。
屋久島へ辿り着いたこともきっと、あるべくしてここに導かれたのではないだろうか。大自然を凝縮し再現する独創的な世界観が、老若男女問わずこれまで盆栽に触れていなかった多くの人々に支持されている。